Results tagged “unsuspected monogram” from Masahide Sakuma


去る12/11 夜10:00 からunsuspected monogram のライブをustreamから行った。(届けた?何と言う表記が正しいのだろう?)

11月にダウンロード販売を開始し(CircularTone HP, nau.jp, ototoy, iTunes Store他)CDも完成したので(CDの流通は今月末か来月くらいにタワーレコード渋谷店より、徐々に販売店を増やす予定)いわゆる”レコ発”ライブを考えた結果、通常のライブでは無くustream上でのライブを企画。

実際のレコーディングもustreamライブだったので、ならば発売記念ライブもustで、と相成った次第。

企画は安易に決まったが、当日実際に演奏をするのは至難だった。目に見えないオーディエンスに向かい演奏することの難しさ・緊張感。スタジオ・ライブだったので目の前にはカメラのみ。自分達の出音もライブのそれとは違い手応えも無い。何とも宙ぶらりんな気持ちでの演奏。
結局は自分とメンバーとエンジニアの出す音のみを信じ粛々と演奏するしか無い。そんな状況なので普段よりも自分達としてはミス・あらも目立ったが結果としてのショーそのものは予想外に良い・楽しめるモノに仕上がったと思う。

できれば半年に一度程度のペースでこういう形のライブもありだなと思う。企画はまた新たに考えて。
一人でも多くの方に "unsuspected monogram" と言う、多分(自分の知識の範囲では)今までにはあり得なかった音楽・バンドがここに居ることを届けられたら幸い。

the mass

| | TrackBacks (0)
the_mass.jpg


魂の本性的なうごきはすべて物体の重力の法則に類似した法則によって支配されている。
ーーーー シモーヌ・ヴェーユ 『重力と恩寵』より ーーーーー

unsuspected monogramの1st アルバムが完成した。(録音風景はこちらに)
今日10/30 配信での販売が開始する(CDは11/14発売予定)そのアルバムのタイトルを『the mass』と名付けた。

"mass" は「集まり、集合体、大半」などマスメディアのマスでもあり、物理学における質量や大きさ・量のことでもある。"the masses" と複数形にすれば一般大衆、庶民、労働階級のことを指す。またMを大文字 "Mass" とすれば、教会のミサの事になる。

この広範な意味の中から”質量”としての意味合いから付けたのが "the mass”。

当初は重力(gravity)と付けたかったのだが、gravity と言う音の響きが決定打にかけて(ジョン・メイヤーの"Gravity"と言う素晴らしい楽曲のせいもあり)重力→万有引力、を生みだす元となる”質量”に目が行って"mass"に決定。

何故”重力”(万有引力)に拘ったかと言えば、冒頭のシモーヌ・ヴェーユの言葉が語っていることにとても近い感覚からなのだと思う。もっとも彼女の言葉は感覚では無く”哲学”なのだけど。

全ての事象(ものごと)は重力(万有引力)バランスの上にギリギリに成り立っている。それは物理的な力の均衡に限らず、人と人との関係、心と心の在り方、恋愛も親子・家族も、動物と人も、芸術も、おそらくありとあらゆる物事の成り立ち・関係性において。当然音楽も同様に力学的な法則・重力バランスの上に成立する。
そしてその重力(万有引力)を生み出すのが質量の存在。さらに”質量”そのものはいまだに何故存在するかわかっていない。仮説の域を出ていないようだ。そこも魅力的で好都合だ。

さらに "mass" は集合体でもあり、先にも述べたように複数形となれば労働者階級や庶民のことも顕す。

unsuspected monogramの1stアルバムになんてふさわしい名前なんだろうと思った。
僕らは一般庶民であり、集合体であり、重力バランスの上で”音楽”を成立させている。

「魂の本性的な動きは物体の重力の法則に類似した法則によって支配されている」
このバンドを始めたこと、CircularTone Recordsを始めたこと。いや、今までの人生そのものが重力の法則によって支配されていたのだろうな、と改めて思いあたる。

そんな『the mass』がどんな質量を有せるのか、どんな重力バランスの海を泳いで行けるのか、興味深く見守って行こう。

ámé

| | Comments (6) | TrackBacks (0)
unsus_jacket_front.jpg
art work by otoya sakuma


unsuspected monogram の1st. CDが出来上がって来た。[ ámé ] と言うCDタイトルは一曲目の曲名から。
[ 自主制作盤。販売はまずはライブ会場及びホームページ(予定)にて ]

ベーシック・トラックを録音したのはすでに一昨年のクリスマス。その後少しずつのんびりと形にし、最近やっとミックスを終えマスタリングをしたCDが昨日納品された。

こんなに時間を掛けて録音作品を作るのは希だ。と言うか初めてだ。
理由のひとつはメジャーでは無いので、リリース時期もタイミングも特に決まっていないこと。それと「本当にこれでいいかな?」といつまでもどこか踏ん切りが付かなかったこともあるかも知れない。そして今回一番自分にとって大切だった理由は、じっくり納得できるまで少しずつ作り込む音楽制作を追求してみたかったことだ。

音楽の仕事を始めて早35年ほど経つだろうか。その間、音楽を作ることが”仕事”なので当然仕事には締め切りも予算も色々な計画なども絡む。全てがタイムライン上で進行する音楽制作になる。
よほどヒットしたアーティストですらこの流れの制約からはなかなか逃れられない。彼らもまた仕事として音楽を選んでいるから。

しかし音楽を商業から外れて芸術的制作物と捉えると事態は全く変わる。
できる時にできる事を地道にやって行けばよい。期限など要らぬ。お金に換える必然も無い。自分の中の制作(創作)の衝動とだけ向き合って進行させればよい。

幸いにして、同時に不幸にして。音楽家としてある程度の実績と成功を得たが故に、ほぼ全ての関わる音楽制作は”仕事”として成立させざるを得なかった。やっている内容はもちろん創作的活動であり、決して卑下されるべき音楽では無いと思うが、例えそうであっても仕事としてのタイムライン上にあることはいつも明確だ。
ずっと音楽の仕事を続け、そこだけはいつまでも葛藤が残る。

話しが長くなってしまうので端折るが、そんなことが今回の unsuspected monogram の制作の基本方針として自分の中にあった。
このバンドは商業には結びつかないかも知れない。でも自分達で自分達のいいと思える音楽その方法を自由に手にすることだけはできる。そのために始めたようなものかも知れない。

長時間かけ自分でミックスした。現代のテクノロジーのおかげだ。いつでもやりたい時に前回やった作業の続きを始められる。過去のスタジオでは考えられなかった自由がある。この方式はさっきも述べた理由で仕事ではなかなか使えない自由な流れの作業だ。
そしてマスタリングを初めてやった。いいか悪いかはわからない。自分ではいいかなともちろん思っているが。

バンドのコンセプトを考え、曲を書き、演奏をし、ミックスをし、マスタリングもやり。その全ての流れを自分でプロデュースした。プロデューサーになって30年ちょっと、やっとここまでできるようになったのかなと思う。

すごくいいバンドのすごくいいCDができた。Thanks for SO-kun !

unsus live november

| | Comments (1) | TrackBacks (0)

11月にライブが決まりました。

2009/11/18 (木)at 新宿redcloth
出演:unsuspected monogram / HERE / Merpeoples / CHAOTIC SPEED KING [takuto(gt from about tess) + ピエール中野(ds from 凛として時雨)]

公演タイトル:TIME COSMOS 〜未来の記憶〜
開場:18:30 開演:19:00
チケット料金:前売り¥2,000- 当日券 ¥2,300- (どちらも立見。別途ドリンク代がかかります)
チケット発売日:9/26 (土)
プレイガイド:ローソンチケット 0570-084-003 (Lコード:75239)