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KEMPER PROFILING AMP

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昔メロトロンが登場した時、当時の欧米の実演家団体が「仕事が無くなる」と抗議をし販売差し止めを求めたと言う。
その後その流れはサンプラーとなり実際に多くの演奏家の仕事は減った。そしてその流れは演奏家に留まらず、DTMの登場によって編曲家もスタジオもエンジニアすら仕事を奪われて行く。

KEMPER PROFILING AMPに触れているとそんな歴史の流れを思い出す。KEMPERの登場によってギターアンプ・メーカーは少なからず打撃を受けるかも知れない。ビンテージのアンプは別だが、現存するアンプメーカー、特に新型の開発にとっては脅威なはずだ。(多分まだ気付いている人は少ないだろうが)何故なら新しく作ったアンプをプロファイリングされればそこでそのアンプの使命はある部分終わってしまう。
別の見方をすればサンプラーがそうであった様に、古い楽器(アンプ)の音を消えて行ってしまう前に保存しておくこともできる。これはとても有益だ。

もうひとつKEMPERの脅威はそのプロファイリングされたデータ(実際のアンプの音)がUser Forumを始めとしネット上にどんどん溢れていることだ。それも当然の如くフリーで。
高価なアンプを揃える必要が「趣味」以外には見あたらなくなって行くだろう。実に今の時代に合致している。

シンセサイザーの黎明期からそこに触れ、DTMへの流れをリアルタイムに実践し、実演家やスタジオ等から実質仕事を奪って来たとも言える僕自身の立場からすれば KEMPER の登場も時代の必然に感じる。
でもそのことによって職人的技術が守られなくなって行くことはとても残念なことだ。

時代は難しい岐路に立っている。
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*現在のレコーディングでの最大の難関「ホンモノのエレキギター録音」が自室でクリアできる様になってしまった事は、レコーディング業界にとってだめ押し的な大問題でもあります。防音材も防音室も必要なく「リアルな」アンプの音を録音できてしまうのです。

*KEMPERでちゃんとプロファイリングすると、実機に立てたマイクからの音とKEMPERからのラインの音とは全く区別つきません。演奏している本人には(ちゃんと弾ける人なら)違いはわかるかも…のレベルです。