一段落して

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三日前の "The Party 60" 2月頃までは還暦ライブやイベント或いは単純にお祝いみたいな事は考えたことも無かった。実際今年の誕生日はいつにも増して何も無いただの一日だったと思う。還暦なんて本人にとっては恥ずかしいだけで祝ってもらえる様なことでは無い。

それがある日屋敷豪太、根岸孝旨の両氏と呑んでいた時に「還暦ライブやりましょうよ〜!」と急遽話しが進んで、全く考えたことも無かった分ちょっと面白そうだなとヒョイヒョイ乗ってしまい、その晩FaceBookにそんなことを面白半分に書いてみるとすぐにTAKUYAやそうる透その他のアーティストやスタッフ関係の方が「やりましょう〜!」と声を掛けてくれた。心底ありがたいなと思い実現に初めて前向きになった。

もともと記念日とかそう言ったことに無頓着と言うかそういう事への反抗心なのか、それはどうにもカッコ悪いことの様に思えてしまう。記念日に限らず結婚式でも葬式でも卒業式でも、それら一切ができれば自分にとっては関わりたく無い行事なのだろう。そういう"人としての残念な点"は早川義夫さんととても良く似ている。


なのでイベント当日(既に誕生日を過ぎてもいたので)戴いた沢山の「おめでとうございます!」には本当に申し訳無いけれど、心の中では多少なりとも違和感を抱いていた。つくづく性格悪いのだと思う。
しかもここ最近ついに人生初めて”老い”を実感し始めた矢先に「おめでとう」と言われてもちょっとドギマギしてしまうのもあるのだろう。不思議な感覚だ。

ともかく。
幸いなことに、あのイベントを出来たことは自分にとても大きな何かを生んでくれた様に思う。
企画はもちろん、出演者への交渉・スケジューリング調整・会場の選択等から機材や楽器の解釈、当日の楽器運搬、出演者・スタッフの弁当の手配等から終演後のパーティ・セッションの企画まで自分でやった(もちろん準備期間含め当日も多くのスタッフの方に手伝っていただいたけれど)なんて初めてのことだ。

昨夜早川義夫さんのライブでギターを弾きながら、どうにも逃れようのない肉体疲労を感じていた。でも途中でふと気付いたのは、どこか心がとても自由になっていたことだ。束縛が無くなったと言うのか、心がまた一段階軽くなった様に思えた。軽くなった分スピードを増した様な感覚もあった。
「からっぽの世界」と言う曲の長尺のエンドソロを気がふれた様に弾きながらそんなことを感じていた。

一生懸命やること。そこに誤魔化しや妥協をしないこと。出来ることだけを出来る様にやること。当たり前の事を偉そうにやらないこと。ひたむきであること。いつも新鮮であること。自分の感覚を信じること。友達や仲間の助けを素直に受け入れること。実際はカッコ悪くてもカッコよく生きようとすること。そんな書ききれないたくさんのことを改めて知ることができた、みんなの演奏から教えてもらえた貴重なライブだった。
改めてありがとう!

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This page contains a single entry by masahide sakuma published on April 15, 2012 10:03 PM.

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