March 2010 Archives

hachi, typhoon ministers, Cojok, unsuspected monogram 4組での関西3日間ツアー無事終了。
神戸→京都→大阪と3夜にわたるライブ。京都はこっぺぱんバイオレンスが参加。大阪は矢印Aurora Sleepを迎えて。

ともかく。貴重な体験だった。もう何十年も音楽を続け、ライブも数え切れないほどやってきたが、今回のツアーは自分の経験の中でも希なケース。
僕自身にとって今最も”旬”なバンドに声をかけてみたら、すぐに快い返事をもらえて実現したツアー。

[ typhoon ministers ]
ピアノ・ボーカルのシライシさんと、ドラム・ボーカルのマサコさんによるデュオ。
確かMySpaceで知り合い、半年以上前にCDを送ってもらいそれ以来ずっと聴き続けているグループ。ポップでキュートでちょっと変テコで。。。その楽曲の出来の良さ、二人ボーカルの強み、編成の特殊さ、等どこをとってもオリジナルな二人。今回は2曲だけ僕がベースで参加。楽しかったです。
typhoon1.jpgのサムネール画像
typhoon2.jpgのサムネール画像

[ hachi ]
言わずと知れた(?)大好きな hachi。すでに意外なほど長いつきあいになる。ステージの上でハツエさんの笑顔を見る度、まるで寒い日に暖かい太陽の光を浴びるような気持ちになる。そう言えば、僕がピンクパンダー(ハツエさんがやっていたhachiの前のバンド)に声を掛けるきっかけになったのは「太陽」と言う楽曲だった。
天才ギタリスト、ユーゾー君はもちろんいつもスゴイし、正式メンバーになったドラムのシーサー、驚くほど良くなっていた。更にパワーアップしていた hachi。そしてもちろんハツエさんのボーカル、ベースも冴え渡っていた。
hachi_20100328.jpgのサムネール画像
hatsue_bass.jpgのサムネール画像


[ Cojok ]
語尾の"k"は発音せずに"コジョ"と読むそうです。
以前MySpace上で知り合い、その音楽性にノックアウトされていたのだけど無理を承知で今回声を掛けてみたらすぐに快諾をいただけた。
初めて見る cojok。とんでもないものを見・聴いてしまった感じ。
vocal Kco(彦田恵子)さんの圧倒的な歌唱力、ライブパフォーマンスも含めた表現力の高さ。Synth(track) GuitarのAse(阿瀬さとし)さんのとんでもないセンスの良さ、完璧な音の構築。この二人に usus 全員あえなくダウン! 音楽人生中、最上級の衝撃を与えてもらえました。感謝!
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[ unsuspecet monogram ]
今回の3日間ツアー、unsusにとっては初のツアー。実りの多いライブだったと思う。当然の様に移動前から盛り上がりそのテンションのままステージに立てたみたいな。他のバンド・グループからの刺激も受けつつ、自分らなりに頑張れたと思います。ただの”巧い人達”では無く、バンドとして成長できたのじゃないかな。
アンコールもいただいた二日目のステージ、あの延長上に目指すものが明確に見えてきたように思う。
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色々なエピソードはあれど、ともかく全員が本当にいい人で楽しく、お互いにきちんと評価し尊敬しあい、楽しみあい。最高の時間でした。

二日目の打ち上げ時、unsus たっくらの誕生日だったので僕が毎晩作り続けている twaud.io 上での「おやすみ音楽」"Goodnight_to_followers" をその場で制作。みなで大合唱。
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翌日はツアーが終わってしまう淋しさを曲に託し、楽屋でみんなで楽曲制作。hachi ハツエさんが歌詞を手掛け、cojok Aseさん、unsus Ottoがシンセを担当、typhoon ministers シライシさんがピアノを弾いてくれて、cojokのKcoさん、シライシさん、ハツエさんが歌って一曲完成。みんなの手に掛かって仕上がった一曲、すごくいい歌。

この一曲が見事に象徴してくれている様な素晴らしいツアーでした。
仕組んでくれたハツエさん、本当にありがとう!
また是非やりましょうね。



夏の関東ツアーに向けて動き出しました。乞うご期待!

twaud.io に毎晩連載(?)している "Goodnight_to_followers" へのリンクページを作りました。twitterやっていない方にも聴けるように。

ヘッダー部の "Goodnight_to_followers" リンクをクリックして下さい。

ámé

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art work by otoya sakuma


unsuspected monogram の1st. CDが出来上がって来た。[ ámé ] と言うCDタイトルは一曲目の曲名から。
[ 自主制作盤。販売はまずはライブ会場及びホームページ(予定)にて ]

ベーシック・トラックを録音したのはすでに一昨年のクリスマス。その後少しずつのんびりと形にし、最近やっとミックスを終えマスタリングをしたCDが昨日納品された。

こんなに時間を掛けて録音作品を作るのは希だ。と言うか初めてだ。
理由のひとつはメジャーでは無いので、リリース時期もタイミングも特に決まっていないこと。それと「本当にこれでいいかな?」といつまでもどこか踏ん切りが付かなかったこともあるかも知れない。そして今回一番自分にとって大切だった理由は、じっくり納得できるまで少しずつ作り込む音楽制作を追求してみたかったことだ。

音楽の仕事を始めて早35年ほど経つだろうか。その間、音楽を作ることが”仕事”なので当然仕事には締め切りも予算も色々な計画なども絡む。全てがタイムライン上で進行する音楽制作になる。
よほどヒットしたアーティストですらこの流れの制約からはなかなか逃れられない。彼らもまた仕事として音楽を選んでいるから。

しかし音楽を商業から外れて芸術的制作物と捉えると事態は全く変わる。
できる時にできる事を地道にやって行けばよい。期限など要らぬ。お金に換える必然も無い。自分の中の制作(創作)の衝動とだけ向き合って進行させればよい。

幸いにして、同時に不幸にして。音楽家としてある程度の実績と成功を得たが故に、ほぼ全ての関わる音楽制作は”仕事”として成立させざるを得なかった。やっている内容はもちろん創作的活動であり、決して卑下されるべき音楽では無いと思うが、例えそうであっても仕事としてのタイムライン上にあることはいつも明確だ。
ずっと音楽の仕事を続け、そこだけはいつまでも葛藤が残る。

話しが長くなってしまうので端折るが、そんなことが今回の unsuspected monogram の制作の基本方針として自分の中にあった。
このバンドは商業には結びつかないかも知れない。でも自分達で自分達のいいと思える音楽その方法を自由に手にすることだけはできる。そのために始めたようなものかも知れない。

長時間かけ自分でミックスした。現代のテクノロジーのおかげだ。いつでもやりたい時に前回やった作業の続きを始められる。過去のスタジオでは考えられなかった自由がある。この方式はさっきも述べた理由で仕事ではなかなか使えない自由な流れの作業だ。
そしてマスタリングを初めてやった。いいか悪いかはわからない。自分ではいいかなともちろん思っているが。

バンドのコンセプトを考え、曲を書き、演奏をし、ミックスをし、マスタリングもやり。その全ての流れを自分でプロデュースした。プロデューサーになって30年ちょっと、やっとここまでできるようになったのかなと思う。

すごくいいバンドのすごくいいCDができた。Thanks for SO-kun !

昨日・一昨日と早川義夫さんとの東北ツアー。たった二日間だけれど充分に内容の濃い旅。

初日。家を出て最寄りのJR駅まで車で向かう。電車が通っていなく、バス路線もほぼ無いに等しい地域に住んでいるのでどこへ出かけるにも車は必須。最寄り駅まで15km弱、30分ほどのドライブとなる。
一昨日の朝は珍しく道が混んでいて、間に合わないか?と思いつつも、どうにか間に合う時間に駅に着けた。
東北新幹線への乗り換え大宮駅にはだいぶ余裕で着く。お弁当を買い、カプチーノを買いホームへ着くと丁度列車が入って来たところ。が、乗車車両が14号車とかなり先の方なので乗車位置に着いたのは発車5秒前。先に来ていた早川義夫さんは心配してくれていた様子。のんびり屋な方では無いのだけど、一昨日は妙に余裕を持ってしまった。

連休前のせいか車内は満席。棚の上の荷物もいっぱいで自分の荷物は全て足下へ。車内で譜面書きをする予定でいたのだけれどちょっと大変。
仙台駅に着くと新見さんが迎えに来てくれていた。いつもそうなのだが、駅で待つ新見さんの顔を見つけるとほっとする。

早速会場の仙台メディアテークへ。
とてもモダンなビルで文化の香り(?)がいっぱいの素敵な建物。どことなくパリのポンピドーセンターを思い出す。こんな場所でライブやっていいんですか?と聞きたくなるような雰囲気だった。

スタッフの方達、共演者の方々と挨拶をし全員ステージ上で記念写真。出を待つ。

満席の会場、静かだけどとてもいい雰囲気だった。Alice(劇団なのかな?)蹴爪のライブ後に出番。
ステージ上、何と言うか”凛とした”音だった。仮設営のステージのせいかスペース自体のせいかすごくデッドでクリアな音。でも決して演奏しずらい音では無い。良いライブをできたと思う。

終演後閉館時間が迫って大慌てで撤収。ホテルへ入り一休み後打ち上げ会場へ。

そこで初めて気づいた。このコンサートは手作りだったんだ。
スタッフ・劇団・出演者含めみな違う職を持ち、この企画のために全員が力をあわせ作り上げていた。
それが故に控え室にあった”名札”も”妙に可愛く製本されたタイムスケジュール”も納得。手作り。
それは打ち上げの場でも同じで、スタッフのお店らしいがみんなが楽しく手伝い、オーダーを取り、語り合い。そして早川義夫さんと僕を呼べたことを本当に喜んでくれている。

打ち上げ後二次会はホテルの部屋飲みとなった。こんなことは初めてだ。
小さな部屋に集まったのは、放射線技師を生業とするミュージシャンでもあるPAエンジニア。老人介護を職とするボーカリスト。ユニクロで働くギタリスト。印刷業のドラマーにローディとして働いた医療関係のそのご主人。そんな人達が”音楽”という接点だけで集まり助け合う。
不思議なほど楽しい時間が深夜まで過ぎて行った。

atSendai.jpg
CHOCO さん、蹴爪の世末さんと。


翌朝は新見さんの運転で青森県十和田市へと途中休憩しながら4時間強のドライブ。

真っ直ぐ会場のハミングバードII へ入り、すぐにセッティングとリハーサル。
その後本番まで時間があるので普段なら街を散策するのだが、昨日の十和田は寒すぎて断念。部屋に籠もりtwitterと仕事と「おやすみ音楽」制作などであっというまに時間がすぎる。

珍しく早川義夫さんが寝坊。声出るのかしら、と心配するがそこは天才歌手。
昨夜も満員のお客さんを前にいい演奏ができたと思う。
最近早川義夫さんの歌声がすごくいい。のびがあってつややかで。

終演後ハミングバードII で打ち上げ。十和田名物「馬刺し」と「バラ焼き」(牛のバラ肉とたっぷりのたまねぎをたれにつけ込み鉄板で焼く)「具だくさんの稲荷」などをいただく。馬刺しは初体験。あまり肉が得意では無いので今まで手を出したことが無かったが、美味しかった。バラ焼きも美味。地酒も美味しく、たくさんご馳走になりました。ありがとうございます。

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こうしてツアーをし、見知らぬ土地で見知らぬオーディエンスの前で演奏し歌い。初めて会う方達と共に仕事をし語らい。そういう人間関係を経験できるのは素敵だ。音楽を続けてきた醍醐味のひとつなのだろうなと、改めて幸いな人生だったなと思う。

tapestry

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twaud.io に毎晩「Goodnight_to_followers」と名付けて音楽を作り始めて今夜でまる一ヶ月。正確にはスタートした先月が2月なので通常の一ヶ月よりはまだ少ないけれど。http://twaud.io/users/pansykiwi

毎晩寝る前に音楽を作り、それを録音しネットにアップするなどと以前には思いもしなかったこと。突拍子も無いアイデア。多分誰のためでも無く自分へのある種の挑戦の意味も含めて気楽に始めて見た。ところがあまり時間もかからず毎晩100~200多い曲はもっとたくさんの人達がどこかで聴いてくれるようになっていた。
自分のためと思って始めた音楽作りが見えないオーディエンスを意識し始める。すると当然の様に”作れない日””何も生まれて来ない夜”も訪れる。もう眠くてしようがないし疲れてしまったしアイデアも浮かばないし・・・と。ところがそんな夜更けになってしまってもどこかで誰かが今夜も待っていてくれるのかも知れないなと思う。見えない人達のことをじっと思ってみる。そしてその景色が自分の中にふっと見えてきた瞬間に心で音が動き始める。その音を捉まえ手の中で少し暖めてみる。そうやって今夜もどうにか音楽と呼べるようなモノが生まれて来る。その音に「おやすみなさい」の気持ちをそっと添えてみる。


そんな風に毎晩作っているので自ずとピュアな自分の音楽(音楽を作ることに向けての自分の姿勢と言うべきか)が見えてくる。

一時期自分の音楽の作り方がどうしてもサウンドやアレンジや音楽的構造に偏重している様に感じて、それがとても嫌だった。もっとシンプルで簡単な演奏、手触りの良いオーガニックコットンの様な、身体に優しいスローフードの様な音楽の作り方がどうしてもできない。できそうでできない。それが歯がゆくて悔しかった。

twaud.ioにアップする音楽を毎晩作る作業を通して、それを振り返ってみて初めて気づいたのがそういった自分にとっての音楽の成り立ち方だった。
自分のやり方は前述したような肌触り良いコットンで身体を優しく包み込む服作りでは無く、織物を作るみたいなことなのだと。シンプルな一本の糸では無く色々な色の糸を織り込んで作っていくやり方なのだろうと。
アレンジだ構造だと言うことではなく、一本一本の別々の糸を組み併せ織り込みひとつのモノを作る。その織っている部分を見ても何だか全くわからないのが、織り終えて全体を見て初めてわかるような音楽の作り方なのではないかと。一つ一つの違った音色を併せる。だからひとつひとつの音色そのものが意味を持ち、それぞれのフレーズや配置自体が意味を持つ音楽の作り方を目指して来たのではないだろうか。
翻ってそれが故にレコード・プロデューサーと言う職業に自分を特化できてきたのではないだろうかと。


そんな風にして今晩も明晩も音を織り込んで行く作業を続けてみよう。自分にとってのタペストリー作り。そして今夜も「おやすみなさい」を。

*twasud.ioのページは最新の20曲しかリストに載らないため、masakimitsuhisaさんがアーカイブページを作って下さいました。
http://twitter.com/Goodnight_to_f

誕生日

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birthdaycake2010.jpg

58回目の誕生日。(写真のケーキはかれこれ30年近く毎年一緒に祝っている一日違いの友人と今年初めて一緒に祝った友人との連名)

twitterをやっているせいもあって、たくさんの方からお祝いのメッセージをいただいた。ほとんどは見ず知らずの方なのに、暖かい言葉をいただけて嬉しい限りです。ありがとう。そして友人の方達ももちろんありがとうございます。
長いこと連絡を取ってもいない海外の友人からもメッセージが届いた。ありがたいことです。多くの人が僕のことを覚えていてくれる。そんなことに素直に感謝です。

若い頃は年を取ってからの誕生日なんて嬉しくないよな、と当たり前の様に思っていたけれど、実際自分が歳を取ってみると実は何も変わってはいない。嬉しくもあり気恥ずかしくもあり、寂しくもあり。

自分にとっての誕生日とは『親に感謝をする日』なのだといつの頃か気づいた。が、その両親も逝去してずいぶん時が経ち、その感覚だけはリアリティが少しずつ薄れて来てしまったようだ。


今回初めてのメッセージ(と言うかプレゼント?)は。

hachi は僕の誕生日のために新曲を創って送ってくれた!しかもとてもいい曲だった。 ハツエさん、ユーゾー君、シーサーありがとう!
僕と出会えたことへのメッセージの歌。

そしてウラニーノはYouTubeにビデオレターを載せてくれた。こんなの初めて!ありがとう!!
で、明日はウラニーノのレコーディングだ。

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