picking angle

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NeckUp.jpg NeckDown.jpg

ピッキングに関しては諸説紛々、様々な解釈がある事を前提として。
まず写真左が、いわゆる『逆アングル』と呼ばれる弦へのピックの当て方。(一時期雑誌等で「佐久間式ピッキング」などと言われてもいた)ピックのネック側が上向いて居るので、説明しやすくするために以後 [Neck Up]と表記。
対して右の写真『正アングル』(?)と呼ばれるのかな?ピックのネック側が下がっているので以後 [Neck Down]と表記。

さて、僕にとっては12才でギターを始めた当初から [Neck Up]でのピッキングが当たり前。
{ その前に説明を。本来は弦に対し水平に当て、真っ直ぐ振り抜くのが基本なのだけれど、実際にはアップダウン(オルタネイトと呼ばれる)するので、その場合アップがとても難しくなる。なのでピックを弦に対し少し傾けた方が演奏はしやすくなるのが理由 }
ところがいつの頃からか、それとは逆のピックの当て方をする奏者が増えて来た。すると雑誌等で、僕が当たり前と思っていた奏法が『逆』アングルと呼ばれだす。

当時雑誌などでよくピッキング講座の様にして解説したり語ったりしていたのだけれど、おそらくそういう風に変化して来た理由は、ヘビーメタルとパンクの影響ではないかと思われる。メタルでの歪ませたバッキング特有の「ザグザグ」した音を出すには、明らかに [Neck Down] が有利。かつピッキング・ハーモニクスも出しやすい。
そしてパンクでの雑なピッキング及びギターを低く構えた時 [Neck Down]の方が手首が楽になるのもひとつの理由かと思われる。

具体的な音の違いは、通常[Neck Up]の方が太い音(しっかり振動させやすい=基音がしっかり出る)を出しやすい。細い弦に移っても音色変化に対し有利。逆に [Neck Down]だとどうしても音が細く、しっかりしにくい。細い弦の音が更に細くなりやすい。(手首が回転運動になるので)

簡単に書くとそういう違いなのだが、これがレコーディングとかの場になると如実に音が違う。当然良い音・よりしっかりした音を求められるので、僕のプロデュースワークのほとんどと言ってもいいくらいのギタリスト ・ベーシスト達のピッキングにアドバイスをして来た。結果、ほとんどのプレイヤーの音は改善されたと思う。

長くなってしまうのであまり詳しくは書けないけれど、そういうお話し。

ところが!! 昨夜突然今までやったことも無かった奏法を発見!
[Neck Down] でも [Neck Up] と全く同じ音が出せることを初めて体験。弾いている自分でさえ全く区別のつかない音を出せるようになってしまった。
これを伝えることができれば、無理にピックの持ち方を変えさせたりしなくとも、音を改善して行くことができる訳なのだけど、さ〜て、どう説明したらいいのだろう。
今のところ自分でも説明のしようが無い奏法。見た目では全く違いがわからない弾き方なのに、音はまるで違うのだから。

秘密は『親指』の使い方にある!とだけ書いておきましょう。

さ〜て、更に修行の道へ入って行くしかあるまいね。

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9 Comments

ゆうぞう said:

ピッキング奥が深いですよね。。
僕も最近角度、ピックの厚さ、三角型からティアドロップにと。。
いろいろ変えましたが、訳がわからなくなってきました(´ε`;)…
佐久間さんのようにさくさく逆アングルで弾ければ問題ないのですが、
長年やってきたスタイルを変えるのは難しいですね。。
新しいピッキングスタイル興味津々です ヽ(д)/!
でも自分にあったスタイルを見つけ出すしかないんですかね。。
  頑張ります!!

naoki itoさん、お久しぶり!

第3の奏法(って言うと大袈裟で面白い)もちろん Neck Downです。
ただベースではまだ試していないのでどうでしょうか? ギターはほぼ完璧になりつつあります。
ベースの方が難しそうに思いますが、そのうち試してみましょう。

ちなみに水平には当たらないです。Down or Up の状態のまま(写真の角度のまま)でどちらでも同じ音を出します。
------
と、ここまで書いてから、急遽ベースで実験!
結果、成功です!! 予想通り、ギターよりもかなり難しいですが同じ音を出すことは可能。ちょっとでも気を抜くと普通に「ザクザク」ノイズの多い細い音になってしまいますが、気をつけて弾いていれば大丈夫。
Neck Up と同様にアポヤンド(と言うのかな?下の弦にピックを当てて止める奏法)です。

naoki ito said:

佐久間さんお久しぶりです。
5弦TopDogを製作して頂いた伊藤です。
前にDHSで基礎練習をして頂いてから逆アングルを、
自分なりなアプローチで研究してきました。
まさか第3?の奏法を発見するとは驚きました!
その第3の奏法をしてる時はNeckDownの状態でなんでしょうか?
ザクザクした音を出しながらあるポイントで太く綺麗な音が出せる。
そう思うと利点が多い気がします。
弦に対してNeckUpもNeckDownも良いポイント?で水平に当たる感じなのでしょうか。
親指を膨らませる・・・となると弦に当たる瞬間に指のお肉が衝撃を吸収して・・・
弦とピックが水平に・・・あー!自分でも分からなくなってきた!

練習あるのみですね。
Let's try!!

田舎者 said:

お答え頂きありがとうございます。なかなか難しい感じですね(汗)
自分は何故か最初からNeck Upで弾いていましたが、周囲から変だ
と言われておりました(笑)

今後もヒントを期待しております(笑)

Jackeee said:

あまり考えて物事をやった事がないので
こういう事を真剣に考える時、熱が出そうになります(笑)
ところで親指が反りすぎるのも考えものです^^
たまにキイィ〜!!!!っとなります。(90度くらい曲がる…)

Rebekka said:

Neck Downは、日本特有の奏法らしいと聞きました…(‥?

さて、もし自分の場合でしたら…
…手を滑らせて、ピック自体を床に落としそうで、音以前の問題かもしれません…(爆)><
(ちなみに親指は全く反りません!)

あっ、でも指にはめるピック(?)でしたら大丈夫ですね?(爆)^^;

>jackeee

そう、”無駄に”奥が深い!(笑)

>田舎者さん

以前感じていた、どっちでも良いは「音は違うけれども、結局はどちらでも好みで!」のニュアンスだったのですが、昨夜の発見(?)は、その感覚を飛び越えて「どっちでも"全く一緒の音"を出せる奏法」に行き着いてしまいました。

ヒント、難しいのだけど・・・親指の腹(て言うのかな?)の部分をアタック時に若干膨らませる様な感じ。押すとか力を入れると言うのとも微妙に違って。う〜む、説明難しい!!
とりあえず、反り返らせる必要は全くありませんので、大丈夫かと。。。

田舎者 said:

 ようやくこの話題になって下さいました!という感じです。思えばSGCのHPでも話題になり「いつかは動画で説明・・・」的な事もあったかと・・・。
しっかりきれいに弦を振動させればピックの向きはどっちでも良い!といったところまではお答え頂いたような気がします。
 今後のヒント(?)も期待しております。自分は親指があまり反り返らないタイプなので・・・。

jackeee said:

奥が深いですなぁ…。。

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This page contains a single entry by masahide sakuma published on October 15, 2009 5:01 PM.

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